芝生の庭を作る
春にはじめる芝生作り
 芝生は、庭に見た目の明るさと爽やかさをプラスしてくれるだけでなく、夏は照り返しを防ぎ、冬は寒さを穏やかにする、実用的な植物です。
 春から初秋はちょうど芝の生育期。春に芝を植えておけば、芝自身の生命力で根付くため、管理がとても楽になります。

 日本なら3月中旬から5月、および9月が芝張りに適しています(日本芝の場合)。
 ※芝張り…種を蒔くのではなく、芝生を長方形にはぎ取った切り芝を張る植え方。
           日本芝は一般的に切り芝で市販されています。
芝の種類
日本芝 西洋芝
張り芝(夏型) まき芝(冬型)
・ノシバ
・コウライシバ
・ヒメコウライシバ
・キヌシバ
・バーミューダ
 グラス類
・ベントグラス類
・ベントグラス類
・ブルーグラス類
・ライグラス類
・フェスキュー類
 芝にはいろいろな種類がありますが、大きく分けると日本芝と西洋芝の2つに分類することができます。

 日本芝は日本に自生する多年草で、春から初秋にかけて生育し、冬には枯れてしまいます。しかし、根茎が土中に残るため、春には新芽が出てきます。
 日当たりと水はけがよければ、やせ地でも育つのが特徴です。さらに、根茎を植える張り芝が一般的で、簡単に植えることができるため、初心者の方にもお薦めできます。

 西洋芝は寒さに強く、冬でも緑のままの種類が多いので、冬型芝とも呼ばれます。
 手入れせずに放置すると草丈が1m以上にもなるので、こまめな手入れが必要です。また、一般的に種から育てるため、日本芝に比べると大変な労力と時間、費用がかかります。
芝の張り方
 実際に切り芝を張る手順をご紹介します。
土壌作り・整地
下地の土を軽く耕すか、新たに土を入れます。
新たに土を入れる場合は、水はけの良い山砂や、土地を改良するパーク堆肥・有機質肥料を入れると良いでしょう。

土の高さを調節し、平らにならした後、上から踏み固めて土を落ち着かせます。
芝張り・目土
切り芝を敷地の周囲から、1cmずつあけて並べます。
カーブしているところは、ハサミなどで芝のシートを切ってカーブに合わせます。

全体に芝を張り終えたら、根と土が密着するように、芝の上から踏み固めます。
その後に、山砂などを目土として芝の上に撒き、目地を埋めて平らにならします。
たっぷり水やりをして、芝張りは完了です。
養生・管理
完成後は、雨が降らないようなら2〜3日おきに水をやる程度で、なるべく芝生に入らないようにしましょう。
雑草を抑えたい場合は、芝張り後2〜3週間経ってから土壌処理剤を散布して対処します。

芝張り後、2〜3ヶ月で芝生が完成します。
完成後は芝の高さを3cm程度に保つよう芝刈りし、定期的に除草しましょう。
いろいろな芝の張り方
芝の張り方は、張りつける切り芝の量によって、べた張り、目地張り、市松張り、筋芝張りに分けられます。
庭のデザインや予算と相談して張り方を決めましょう。
[べた張り]
切り芝を隙間なく張る方法。根が伸びればすぐに美しい芝生になります。
敷地面積と同じだけの切り芝が必要です。
[目地張り]
切り芝の合わせ目を3〜5cm空ける張り方。敷地面積の7、8割の切り芝で間に合います。芝が広がって目地が塞がるまでに1年程度かかります。
[市松張り]
縦、横ともに1枚おきに張ります。敷地面積の半分の切り芝が必要です。
芝が全面に広がるまでに2年以上かかります。
[筋芝張り]
幅5cm程度に切った帯状の芝を30cm間隔で植えます。敷地面積の2割程度の切り芝が必要です。
芝が全面に広がるまでに2〜3年かかります。
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